本日の案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様
お疲れ様です。
私の心に残る旅についても、昨日に引き続き第2弾の書き込みとなります。
そんなに遊んでいるつもりはないのに、女版玉置浩二と言われたり、ちょっと懐かしいあの人の名前そのままにサンコンさんなどとからかわれる私の、一番最初の新婚旅行について書こうと思います。
それは1998年の事でした。
FIFA98フランスW杯の決勝、準決勝2試合、3位4位決定戦をその時に見に行った当時の私たち。
特にサッカーが好きでもなく、ましてや旅費等々に100万円も払わせられた私としては、もうこの時点で暗雲立ちこめると言った具合だったのですが、この旅で何よりも楽しかったのは、途中、シャンゼリゼ大通りにあるアニエスベーのお店で、私の片言の英語が通じたことと、ラストのフランス優勝のその瞬間に、場の雰囲気が一転して、QueenのWe Are the Championsが大音量で流れたことでした。
フランス人は自国への愛情が強く、そのプライドの高さから英語を話すことを嫌うと聞いていたので、この2つのエピソードは私もそう信じていたその認識を、おや?と思わせたし、We Are the Champions を持ってきたのは、流石の選曲と唸る程で、ここでフランスという国や国民に対する印象がガラリと変わった感じがします。
会場の皆が感極まって、見知らぬ人同士で握手しあったり、ハグし合ったりしている中、その旅で新婚さんらしいことは一切していなかった私たちは、やっとの思いでハグをしあったのですが、私とこの人の触れ合いは、後にも先にもこれきりとなり、その6年後には離婚。
私としては、6年も随分我慢したものだと思うのですが、ひょっとしたら、何だかんだでこのフランスの旅が、いいスパイスとして、2人の味気ない生活を支えていたのかもしれません。
無駄に払ったと思っていた100万円も、人生という授業においては、元を取れたかな?
いやいや、まだかな…。
鼻濁音は官能的に
女性/55歳/東京都/自営・自由業
2021-06-15 11:08