本日の案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、おつかれさまです。
今から10年ほど前、年末年始を祖父母の家で過ごしていたときの夜のことです。
和室で母と布団を並べて眠っていると、突然金縛りにあい、誰かが上にのしかかっているような感覚に襲われました。
ただ、当時の私は怖いもの知らずだったのか、「これが噂に聞く金縛りってやつかー!」とテンションが上がり、のしかかっているものを弾き飛ばすようなイメージでフンッとおなかのあたりに力を込めてみたところ、金縛りは解けて体も軽くなりました。
その次の瞬間に隣で寝ていた母が何かうめき声のような声をあげたのですが、特に気にせずそのままもう一度寝ました。
翌朝、母に昨夜の金縛りのことを伝えると、ちょうど同じころに母は廊下から誰かが歩いてくるのを感じ、そのあとで何かに嚙みつかれたような感覚があって、痛みで声を上げたそうでした。
噛みつかれたときに母は、その廊下から歩いてきた誰かの名前がわかったらしいのですが、朝になったときにはすっかり忘れていたそうです。
ちなみに、私と母が不思議な体験をしたその和室で、叔父と従妹も寝ている間に何かにのしかかられたことがあるらしく、きっとあの部屋には何かいるんだな、ということで落ち着きました。
今はもう祖父母も亡くなり、祖父母の家も処分してしまったので、あの和室になにがいたかは結局わからずじまいです。
砂丘
女性/39歳/東京都/会社員
2021-06-24 17:56