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私が小学生のころ、ヨーロッパに住んでおりよく父の運転する車で家族旅行に行きました。
日本国内に較べると移動距離が長いので、毎日数時間は車で移動することもよくありました。
ある夜、周りには建物の一つもない、通る車もほとんどいない、暗い草原の中の道を長距離運転していたところ、車の右側に光る輪が付いてくることに気付きました。いわばポンデリングのような、丸い光が輪っか状になった形をしていて、全体は車の数倍以上の大きさで、何もない草原の空間に宙に浮かんでいます。まるで車輪のように、ポンデリングは3回前向きに回転し、1回後向きに回転するペースを繰り返し、私達の右側に並んで付いてきます。車が速度を上げるとポンデリングも加速、速度を落とすとポンデリングも減速しますが、前に3回、後ろに1回のペースは崩しません。
1時間は付いてきて、もう何十kmも走っているはずなのに付いてきました。最後、父が時速百数十kmに加速したところ、付いて来られなくなったポンデリングは車の後ろに置いていかれ見えなくなりました。
あれはなんだったんだろう、振り切れなかったらどうなっていたのかな…といまだに思い出します。

ヨコハマルーシー

女性/40歳/神奈川県/医療職
2021-06-24 18:53

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