子供の頃に見た紳士なおじいさま
初めまして。初めての掲示板書き込みさせて頂きます。
私が小学生の頃、通っていた塾の教室内での出来事です。
教室内で集中して勉強していると、時折、教室の隅っこにお爺さんの存在が。
私自身も机に向かって勉強してるので実際にはいないことは分かっているのですが、確かにそのお爺さんの存在がはっきりしていました。
特に恐怖感もなかったので、当時は「あ、今日はいるな」くらいの感覚でした。
中学生になって、その塾に行かなくなってからお爺さんを見ることもなくなったので、塾の建物に住んでいる霊かと思っていました。
ですが今度は大学受験で予備校に通っていたころ、予備校内で受験直前にお爺さんの存在を一度だけ感じたことがありました。
「ひょっとして、受験の神様?」と思い、初めて他人にそのお爺さんの存在について話してみたら、それ以来は全くお爺さんを見ることはなくなりました。
大学受験から時が経ち、20代後半の頃です。
実家に帰省した際、たまたま心霊体験番組がやっていたので、両親に向かって子供の頃に見たことがあるお爺さんについて話してみました。
父はバカバカしいといった表情で私の話を聞いていたのですが、母はだんだんと真剣な表情になっていき…。
そのお爺さんは身なりにとても特徴があり、カーネルサンダースのような白い服に白い帽子、杖を持って髭を生やしている姿だったので、とても印象強かったのです。
身なりについて説明すると、母から信じられない言葉が返ってきました。
「その人、私のおじいちゃんだわ」
母の話と私の体験を繋ぎ合わせていった結果、子供の頃に何度か見たことのあったお爺さんは、私の曽祖父だったということが分かりました。
母曰く、私が3歳頃に母の実家に行った時のこと。曾祖父が大好きだった大きな木の前で撮った集合写真が残っているのですが、その木の横にも曽祖父が一緒に映っているそうです。
曽祖父は、時々顔を見せて私たちを見守ってくれているようです。
ポン・デ・ランだ
女性/45歳/千葉県/自営・自由業
2021-06-24 19:31