あっちが治ればこっちがイタイ
実は……
今年の三月以来、左手中指の先っちょを骨折していた。
最初は「妙に痺れるなぁ」程度だったのだが、痺れだけだと思って安易に考えていた。すぐに治るだろうと。
ところが二日後から中指が腫れてきた。この腫れも当初は腫れではなく「単なる浮腫みだろう」くらいにしか捉えてなくって。
その翌日から中指の先っちょが痛む痛む。酷い時はズッキンズッキン痛くて眠れないほどだった。
この時になって初めて気が付いた、原因らしきコトがあったということに。
最初の痺れが来る前日の夜、ふたつのフライパンを一度に持とうとして指先を思いっきり挟んだのだ。
もっと早くに気付けョ……
最初にやっちまった日からもう三日か四日経っている。
今更整形行ってもなぁ、とまた安易な考えで。
それに常に痛むわけではなくて、不思議と起きて活動している時は痛みをあまり感じない。
寝ている時とかじっとしている時なんかにズキンズキン痛む。
閉口したのは指先を何処かに当ててしまった時。チョコンと当たっただけで悶絶するほどの痛みが暫く続いた。
ただひたすら“自然治癒”の時を待っていたのだが、四日ほど前から殆ど痛みを感じなくなってきた。
もしや、鈍感になったのか?
いやいや、何処かにチョコンと当たっても激痛が走らない。腫れも浮腫も消えた。
本当はまだ少しだけ浮腫のような感じが残っているけれど……
しかし、痛まない。
やれやれ、と思っていたら、なんと……
昨日から右肘が痛む。この痛みは知っている。
腱鞘炎(正確には腱炎だったっけ?)。
もう何回目だろ、これやるの。
また暫くの間、痛みと友達にならなければ。
あ〜ぁ。
鴻の親父(おおとりのおやじ)
男性/66歳/埼玉県/居酒屋やってます
2021-06-27 14:41