ライブ案件
私が生まれて初めて行ったライブは、
コロナという言葉が日本中に知られる本当にほんの少し前、2019年12月。
東京の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われたスピッツのライブです。
ちょうど、「見っけ」というアルバムが発売された年で、アルバム名がそのままライブの名前になっていました。
私は実をいうと、もちろんアルバムは聞いていたけれど、ツアーをやるなんて知らなかったんです。
だから、一次抽選には当然応募せず、Instagramでたまたま「二次抽選間もなく締め切り!」というチケット会社の広告を見て、「え、ライブやるんだ!ダメ元で応募してみよう!」と、母の分と2枚応募しました。
なんとなく、当たる気がしていました。
そして予想通り、数日後の当選メールをもって、私の人生初のライブとなりました。
席はものすごく遠くて、スクリーンを見ないと顔は見えませんでしたが、おそらくどこの席に座っていても味わえる、あのマサムネさんの透き通った声に癒されるばかりでした。
スピッツのライブの魅力は、良い意味で、一体感というよりは、それぞれがそれぞれのペースで楽しめるところです。想像では、スピッツのライブは年上の方ばかりかと思っていたけれど、同世代もいたし、子供と揃ってファミリーで参戦している方もいました。
ただ共通しているのは、同じ「匂い」がする事。
手を振って一緒に歌う人もいれば、座ってゆっくり聞くことに徹する人もいて、体をゆらゆらさせる人もいる。とにかく居心地が良かったです。
一番生で聞けて嬉しかったのは、「遥か」と「春の歌」でした。涙が止まりませんでした。
ライブってこんなに楽しいところなんだ!と感じることができました。
すまいりー
女性/26歳/東京都/公務員
2021-06-28 11:22