夏のノンフィクション案件 〜ほんとにあったドラマみたいな話〜
本部長、秘書、お疲れ様です。
私のドラマみたいな出来事は、4歳の時、家族で海に行った時の話です。私は母親に連れられて、波打ち際で砂遊びをしていました。だんだんと波打ち際で遊ぶのに退屈してきた私は、母親と海の中に入り、波乗りを楽しんでいました。押し寄せてくる波に背中を向けながら、ジャンプをし波をやり過ごしていました。しばらくすると、予想より大きな波が来てしまい、母親が私を腕に抱きしめながら、波をジャンプしようとしたのですが、波の速さが私を連れ去ってしまいました。母親の腕から、するりと抜けてしまった私は海の中に引き込まれていったのでした。その時、私は海の中から空を見上げていて、水中から見る空が明るく青かったのを覚えています。その景色を見た数秒後、私の腕をつかむ誰かの手がありました。私が海の中から顔を出すと、そこには母親が立っていました。腕の中から波に連れ去られた私を母親が必死に腕を伸ばし、水中で私の体を探し当てたのでした。母親は波に連れ去られた瞬間、私が帰らぬ人になるのを覚悟したと言います。ですが、あの時必死に母親が腕を伸ばしてくれたお陰で、私は現在ここに命を途絶えること無く生きていられるのです。これが、わたしのドラマのような出来事でした。
ふわふわクッキー
男性/51歳/東京都/自営・自由業
2021-07-08 08:05