本日の案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様お疲れ様です。
かなーり前の話です。
北海道で学生をしていた時のお話し。実家は東海地方で、母が一人暮らしだったので、長期の休みの度に帰省していました。お金が無かったので、交通費を節約するため、青春18切符と長距離フェリーを駆使して安く行き来していました(当時、学割を使うと2万円かからずに往復できました)。
ある春休み、北海道に戻ろうと、敦賀駅に降り時間があったので、さらに節約しようと港まで4km程を歩きました。ただ、時間と時期が悪かった。フェリーが出航するのは夜の12時近く、さらに、地下鉄サリン事件が起こった年でした。月明かりのもとで桜を見ながらふらふら堤防沿いを歩いていると、後ろから「おーい、おーい!」と声が聞こえます。周りに人気が無いので、私かなと思い振り返ると、ものすごい勢いで走って来る人達がいます。「??!」と思って立ちすくんでいると、いきなり3人にぐるっと囲まれました。「えっ?」とびっくりしているとそのうちの一人が「どこに行くの?」と聞いてきたので、頭が真っ白だったのですが、かろうじて「港へ」と答えました。さらに「何しに行くの?」と聞かれたので「船乗りに」とまぁ嘘ではないのですが、かなり挙動不審な受け答えをしてしまいました。冷静にその人たちを見ると、制服を着たお巡りさんたちでした。そこでやっと、ああ、これが職務質問というモノなんだと理解しました。それから運転免許証を確認され、学校名と学籍番号を聞かれ、「気をつけて帰ってね」と解放されました。そりゃぁ、真夜中に大っきな真っ赤なカバンを持ってふらふら歩いていたら怪しいですよね。それ以来職質に会うようなことはしていませんが、真っ暗な中いきなり囲まれて怖かったです。
みかん星人の嫁
女性/53歳/愛知県/専業主婦
2021-07-08 13:14