本日の案件
お疲れ様です。
大学一年の時、不思議な先生と出会いました。
いつも絵の具で汚れた革ジャンを着て、モジャモジャ頭、
大学院で研究をしながら画家をしてバンド活動もしている方で
講師としてグラフィックデザインを教えに来ていました。
いつも「不思議な先生だなぁ」と思っていた、ある日、
大学下のバス停で待っていると、門から先生が出てきました。
そしてベンチに座る私の隣に。
週に一回の授業だし、私の事なんて覚えていないだろうと思っていたところ
「クラスの子だよね!?」と聞かれ驚いていると「小銭忘れちゃったから貸して!」と。
バス代200円を渡し、それからバスを待っている間、
駅までの時間、初めて先生とお話をしました。
凄くドキドキして、でも楽しくて。
何だか自分が大人になったような、新しいドラマが始まる感覚!!
駅に着くと「これお礼に」と財布から25セントコインをくれました。
とっても嬉しくて、暫く私のお守りにしてしまいました。
ドラマならここから本当に何かが始まるのでしょうが
実際はそうはうまくいきません。。
でも今でも思い出す、私の淡いバス停の思い出です。。
アポカド
女性/45歳/千葉県/会社員
2021-07-08 15:45