案件
今は亡き祖父から聞いた話。
祖父の祖父にあたるご先祖様が江戸時代に藩のお殿様に仕えていて、それなりに重用されていたおかげか退任する際、お殿様から短刀と豪華な絵皿を頂いたとのこと。
当時の我が家はそこそこお金持ちで、たくさん養子縁組もしていたようで、祖父とは血縁関係のない兄弟も多く一緒に生活していたそうなのですが、そのうちの一人がとんでもない借金をつくり、ある日借金のカタにその由緒ある刀と絵皿もろとも家財道具をまるっと持っていかれたそうです。
祖父はお酒が入るとよくその話を聞かせてくれて、フィクションの世界ではそういう状況は何度となく見たことありましたが、まさか我が家に起こっていたとは!とすごく印象に残っています!
りょこにゃん
女性/43歳/千葉県/専業主婦
2021-07-08 18:02