日曜日のミッション(2)
直ちにフライングの反省をしてペンをとる。
ペンタトニクスの歌が聴きたくなった♪
イヤ。ここは「ペン」違いだ。
あの素敵なハーモニーを聞くのは、美容院の予約時間にも間に合い、髪もさっぱりし、引っ越した後の部屋をチェックに行き、雷雨に遭わずに今日のミッションが全て終了してからだ。
あぁ、『ハレルヤ』が聴きたい♪
ケンブリッジ飛鳥の早さで住所変更の用紙にペンを走らせる。
太枠の部分だけご記入くださいってか?
太枠が数種類ある。紛らわしい。
高齢者にやさしい社会にして欲しい。
『1番太い枠内だけご記入ください』にすべきだ。
書き終えて番号札を取る。
推奨される手順を踏んだ。もう誰からも注意されない。
番号が呼ばれた。
書類を差し出し、受理され、すぐ終わるかと思ったら、どうやら気に入られたらしく(勘違いだ)、電子証明書の移行手続きもやっていけという。
そんなに言うなら… と(当然の流れだが)、ススメられるまま従うことにした。オイラは基本的に素直だ。
職員さんはなかなか観察力があるらしく、通常は申請者自身で入力していただくのだが、2台の入力用PCがあいにく先客で塞がっているので、『お急ぎでしたら』自分が奥のもう一台でやってきてくれると言う。できた人だ。
そうだ。オイラは急いでいる。
彼を信頼する決意をし、おまかせした。
思ったよりもスムーズな展開に今年の下半期のラッキーを全部使い果たしているような不安に襲われた。
が、軽いオツムをブンブン振って払拭した。
これでいい。これでいいんだ。全ては神の掌の中だ。
今、オイラはミッション遂行のための綿密なタイムテーブル通りに下りの電車に乗った。
次のミッションである美容院の予約時間には、途中で3回くらい転んで、イテテ…と5回くらい言って、立ち上がるのにヨッコラショっと2回くらい言っても間に合いそうだ。
( ̄^ ̄)ゞ
みなさまにも、幸運のお裾分けをしよう♡
どうぞ、楽しい日曜日の午後を♪
╰(*´︶`*)╯♡
くみ
女性/65歳/東京都/黄色くみ広報室長
2021-07-11 13:33