サプライズ案件
皆様、おつかれさまです。
これもある意味サプライズでしょうか?
まだ20代の頃のクリスマスの夜ですが、仕事から帰ってきて、ドアポストを開けると「ちゃりんっ」と何かが落ちました。
小銭かと思い手に取ると、それはどこかの部屋の鍵でした。
「あれっ?自分のは持ってるし、どこの鍵だ?」と思いながらよく見ると、やはり自分の部屋の鍵でした。
スペアキーを持ってるのは自分と大家さんぐらいだし、と、思い当たるところを考えていると、もう一人いたことを思い出しました。
ずいぶんと前に振られてしまった彼女です。
「えっ?わざわざ返しに来たの?」
「なぜ今になって?」
「なぜこんな遠くまで?」
「なぜクリスマスに?」と、頭の中が「なぜ?」のオンパレードとなり、モヤモヤする気持ちを紛らわすため、いつも以上にお酒の量が増えたクリスマスの夜でした。
ふらわーちょっぷ
男性/54歳/埼玉県/会社員
2021-07-19 18:44