案件
皆様お疲れ様です。
私の青春案件〜真夏のイケメン祭り〜
私が出会ったイケメンは、高校生の頃にイギリスに留学していた時に出会いました。
とある日、学校の校外学習で先生と女子3人でイギリスの湖水地方へ行きました。
バスを降りるとそこには広大な緑の大地が広がっていました。
まるでピーターラビットの絵に出てくるようなかわいらしいところでした。
(実際にピーターラビットの作者が生まれ育った町です)
そんなかわいらしくて自然が広がる中に、赤い屋根の小さなおうちがポツンとありました。
そこはアフタヌーンティーが楽しめるお菓子屋さんでした。
お店へと入り席に着き、店員さんがやってきたとき、私たちは言葉を失ってしまいました。
現れた店員さんがあまりにもイケメンだったのです。
え、どこからか絵本の中から飛び出してきた王子様?と思いました。
綺麗な金色のブロンドヘアに、背は高くてシュッとしていて、目は透き通るようなブルーで切れ長で、顔は小さくて色白で、唇はなんというか品がよくて、スーツを着てこの世の物とは思えないほどの美しさでした。
全盛期のレオナルドディカプリオよりも全盛期のブラットピットよりもかっこよくて、例える人もいないくらいでした。しいて言えば夢物語に出てくる王子様でした。
あまりのかっこよさに私たちは息を呑み、オーダーもできませんでした。見かねた先生が全員分のオーダーをしてくれました。
そして先生のオーダーが終わると私たちは「かっこいい…」「え、ヤバい…」と口々にし始めました。そしてやはり言葉は通じなくともニュアンスは伝わってしまい、その店員さんが白い歯を見せて私たちにニコっと笑いかけたのです。
それからはもう静かな悲鳴です。「イヤー」「キャー」など声を押し殺して発してしまいました。
女子高で男子に耐性のない私たちには刺激が強すぎました。
そしてそこでたべたアフタヌーンティーのスコーンの味は、今まで生きてきた人生の中で一番おいしくて、こんなにおいしいスコーンってあるんだ…と涙がでそうなほどでした。
大人になった今もあの味が忘れられなくて再現しようとしますが足元にも及ばず、きっとあのイケメン過ぎる店員さんとの相乗効果だと思いました。
世界一のイケメンと世界一美味しかったスコーンの最っ高の思い出です!
トマトスープ
女性/37歳/千葉県/パート
2021-08-04 12:59