本日の案件
夏のエモい話。
高校の時、友達の好きな人を好きになりました。
なんと彼から告白され超うれしかったのですが、私は学生の恋愛より、友情を取り、泣く泣く彼を振りました。
そして誰にもそのことを言えないまま、彼ともクラスが離れ話さなくなり、月日が流れ。
夏のある日、大人になって、みんなで飲みに行こう!となり。
彼も私も呼ばれました。
彼はその時結婚が決まっていて、「おめでとうー!」とか、「そういえば誰々が結婚した」とか、たわいない話でみんなで盛り上がり。
何事もなく飲み会は終わり。
帰りの電車で、みんなが最寄駅で順番に降りていく中、私と彼が最後に。
彼の方から「飲み足りなくない?」と誘ってくれて、二人で途中の駅で降りて、チェーン店の居酒屋へ1時間ほど行きました。
高校の時なんだか気まずいまま疎遠になっていたので、どうかなと思ったけど、話が凄く弾む。
やっぱり気が合うなーとか、面白い人だなーとか、優しいなーとか、
なんであの時振っちゃったんだろう、もったいなかったなと思いながら、終電間際。
24時過ぎ。
「帰ろうか」となりましたが、その前に、コンビニで缶チューハイ(ほろよい)を1本ずつ買い、一駅分だけ二人で歩くことに。
結局終電は間に合わなくてタクシーで帰りました。笑
高校の時叶わなかった、二人で肩を並べて歩くことに嬉しくて、指一本触れることもなく、
何もやましいこともなく、なんだかあの夏の夜に彼と二人で缶チューハイを飲みながら歩いた時間は、思い出すとずーーーーっとエモいです。
あの時「結婚おめでとう」も言えて本当に良かったです。
ちゃんむー
女性/38歳/東京都/専業主婦
2021-08-11 17:14