エモい案件
エモいということばを使うのは初めてですが…
私の中のエモいには「郷愁」も含まれる気がします。
もう何年前なのか当時の私は大学生で、夏休みに田舎の祖父母の家に行きました。
まだ携帯電話の電波がどこでもつながる状況でなく、祖父母の家は圏外でした。
ただ、家を出て少し山を下ったところまで行くと電波が入ります。
当時まだ友達だった、現在の夫に電話をしたくて、夜に電波の入るところを探しに散歩に出ました。
少し歩いたところで電波が入り、話をしている時にふと空を見上げると、山の夜は真っ暗で、星がとても良く見えました。
そして月もきれいに見えていました。
「月がきれいに見えてるよ!」と言うと、電話の向こうでも見えたよ!と探して見つけてくれました。
遠く離れた場所で同じ月を見ている…それがとてもうれしくて、時間と場所を飛び越えるような不思議な気持ちがして、今ならエモいと言っていいでしょうか?なつかしい思い出です。
トビウオ
女性/44歳/東京都/専業主婦
2021-08-11 17:23