エモい夏

本部長、秘書、リスナー社員の皆様、おつかれさまです。

高校生のころ、私はボート部に所属していました。
夏の部活、特に夏休みの部活は、湖面からの照り返しによる熱中症の危険や湖面の状態の関係から、朝5時45分から部活開始でした。部活動を行っていた学校の近くの湖はいくつかの高校のボート部が利用していて、普段はボート部員達で賑やかなのですが、朝5時台にはほぼ貸切。自分の高校は当時部員も少なく、練習に自分1人しかいない日もありました。静かな湖面に艇をおろして乗り込んで、ゆっくりと沖に繰り出します。湖には自分しかいないので、自分が動くとそこから波紋が広がります。湖の上に出て陸から少し離れると、周りに水しかないので、音がすっ...と聞こえなくなります。近くを通る鳥のさえずりや、時折跳ねる魚の音、そして自分のオールで漕ぐ音だけが静かな湖に響くんです。湖面を見ると、太陽の光を反射してキラキラと輝く水面。本当にエモい瞬間でした。

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