ご安全に。
世田谷の等々力渓谷のあたりと、川崎の等々力競技場のあたりは、名前のとおりに昔は同じ村だった、と聞いたことがあります。多摩川の氾濫で流れが変わり、分断されたそうですね。
今の大河ドラマで渋沢栄一の故郷として語られる、埼玉県の血洗島も昔は『地洗島』という名前で、まして海もないのに「なぜに島?」と思ったら、荒川が氾濫するたび『地面が根こそぎ洗われるような水浸しの中で島のように浮き上がった高台』ということらしいです(ブラタモリより)
その荒川も読んで字のごとく『荒れる川』で、利根川や隅田川を治水するまでは、関東のあちこちで広く被害を出していました。
数年前に大きな被害を出した『鬼怒川』も「鬼が怒るような暴れ川」ですものね。
洪水や土砂災害が多い場所は、ご先祖様のアラートで地名に残る時もありますが、新興住宅地だと、あまり物騒な地名はありがたくないから「自〇が丘」「美〇が丘」「光〇丘」「希望〇丘」など響きのよい名前に変わっていたりするかも知れないので、旧地名など調べてみるのも一興かもしれません。
そう言えば、知人の某 居酒屋親父のトコの住所は『喜沢』だけど、近くの川は『鬼沢川』だった。たぶんこちらが元の地名だと思われ。そりゃ『鬼』よりは『喜び』のほうが印象はよかろうけど、大丈夫なのかしら(笑)
一般に「神社が奉られてる土地は安全」という俗説は有力ですが、中には、かつて酷い災害があって地鎮や治水を祈願して龍神などを奉ってることもあるから、建立されてからの歴史や、起源、縁起には注意したほうが良いです。
何だかんだ言っても、
この際だから、降っていても晴れていても、
みんな、ご自身のお住まいのハザードマップを見ておきましょう!( ・∀・)ノ
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2021-08-16 23:15