前向き、にね。
自分が心の師と仰ぐ映画監督の押井守さんが、若い頃に習っていたベテラン監督に言われたこと。
「お客さんを泣かせる演出ほど簡単なことはないんだ」という。
「病気や死、失恋や苦労話など、人の琴線に触れる話にはパターンがあって、決まったタイミングで壮大な音楽をかければお客さんは泣く。人を笑わせたり面白がらせるほうがよほど難しい。だから、安直に泣かせる話などやらないこと」といったこと。
実際に押井さんはテレビアニメ『うる星やつら』で2年間チーフディレクターを勤める中で、自身が煮詰まっていたり、スケジュールが厳しい時、現場を休ませるために「泣かせ回」を組み込んでいた、という。
「ラムがメソメソするような回ほど、世間やファンの評判がいいんだよ(笑) 手抜きしまくったのに賞をもらった回もある」
もちろんそこにはプロのノウハウや技量もあって、それほど簡単なことではないだろうけど。 そういう物なんだな、と思ったことがあります。
最近はラジオかサブスクの動画ばかりで、ほとんど地上波のテレビは見ないんですけど、たまに見るとスゴく『 雑 』な感じがします。
いわゆる『感動の押売り』とか。
全然、気持ち良くない。
嘘でも騙されたい気分にならない。
だから、テレビは見なくなりました。
これがバラエティーやドラマなら無害だろうけど『ニュース』となれば話は別。
不安を煽る言葉や音楽で、テレビに感化され、負の感情を自分の中で増幅させて、SNS などにダイレクトに書き込んでいる人も多いですよね。
何が疲れるって、それを目にするのが一番疲れる。 だいたい見当外れだし。誰の得にもならない。たぶん吐き出してる本人の得にもなってない(笑)
自粛要請に従って、
かれこれ240日連続の時短&禁酒営業。
自助努力で、いろいろやっています。
まだまだ疲れるわけにはいきません。
誰を恨んでもしかたない。
という気持ちでいられる最大のコツは
「テレビを見ないこと」だと自負しています。
ぜひオススメ( ・∀・)ノ
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2021-08-19 22:35