思い出遊園地案件

５年前の秋に、奥さんとお泊まりで夢と魔法の国に行きました。
それも、バケーションパッケージという、ディズニーランドホテルへの宿泊と３日分のパスポートとほとんどのアトラクションに使えるファストパス数枚がセットになったデラックスなプランで、奥さんが高い競争率を勝ち抜いて手にいれたプラチナチケットでの滞在でした。
しかも、ディズニーホテルの宿泊者は通常よりも１時間早く入園できる特典があり、人気のアトラクションにいち早く並べるメリットをフル活用してパークを満喫していました。
最終日の早朝も優先入園の行列にいち早く並び、奥さんとその日の作戦を再確認していた時に、職場からの電話で「業務中の死亡事故が起こった」との知らせを受けました。
自分の事業所ではなかったのですが、安全管理を担当していたため対応が必要と考え、その日の入園を諦め、すぐに単身赴任先に戻りました。
奥さんはチケットを無駄にしないために一人でパークに入りましたが、その日のために温存したファストパスを使いきれずに、通りすがりの親子連れにプレゼントしたそうです。
せっかく頑張ってチケットを手に入れてくれたのに、本当に申し訳なく思いました。

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