テーマパーク案件
北海道に「カナディアンワールド」という赤毛のアンをモチーフにしたテーマパークがありました。わたしが幼稚園か小学生の頃に連れていってもらったのですが、そこは教会や、正確に再現されたアンの家があり、大好きな赤毛のアンの世界が広がっててもう、幼いながらに感動しました。成長してからも思い出します。本の世界が目の前に現れた感動、そして…とにもかくにも疲れたということ。最後は歩けなくて親におぶってもらったということ。その背中の上で「大きくなったら、こんなに疲れないで園内を回れるのかなあ」とぼんやりと思ったこと。
その後、カナディアンワールドは残念ながら閉園されましたが、有志の方の活動により、再び開園されました。
ある日夫が「全盛期ほどの活気はないけど入れるし、行ってみる?」と誘ってくれたのでウキウキしながらそこまでドライブしました。
「ふふん。私もう大人になったし、余裕しゃくしゃくで園内まわれるから。」と夫に言いましたが…それでも後半はヘトヘトになってしまいました。というのも、実はこのカナディアンワールドは山中の谷につくられているので、坂が多く、傾斜も急で体力がどんどん奪われるのです。
逆によく、子供の頃の私、頑張って歩いたなあとしみじみしたのでした。
グルナッシュ
女性/35歳/北海道/公務員
2021-08-24 17:33