思い出遊園地案件(その2)
皆様お疲れ様です。
高校生の時、男友達数名で浅草の花やしきに行きました。
学区内ではあるものの、いつも行っていたわけではなく、高校の同級メンバーで行ったのは初めてだったと思います。
今では花やしきと言えばレトロを売りにしてメジャーな存在ですが、約40年前の花やしきは、正真正銘のレトロ感バリバリで、スタッフのおじさん、おばさん達も家族的な感じでした。
アトラクションの一つに「ビックリハウス」というものがありました。
小さな家の中の狭い部屋にソファーがあって、
そこに座ってしばらくすると部屋が大きく揺れ始めて、それがやがて揺れ過ぎて一回転してしまう・・・ように感じる(実は、床は揺れているだけで、壁や天井の方が回っている)アトラクションで、部屋の中でキャーキャー騒ぐ声が外のスピーカーから聞こえてきます。
私たち高校生男子の集団はビックリハウスが妙に気に入って、人数的にも丁度貸し切り的に乗れることもあって一回終わって退出すると、もう一度並びなおして何度も繰り返し乗っていました。
何回目か乗っている時、わざとらしい悲鳴を上げたり、大声で助けを呼んだり、わけのわからない歌を大声で歌ったりと大騒ぎをして、
やがて揺れがおさまって、そろそろ終わりかなという時、壁や天井が90度以上傾いている段階で出口が開きました。
私たちが「あれ?」「なんで、なんで?」「壊れた?」などと言っていると、
スタッフのおじさんが「ただいまのは余興でございます。」と言って
いたっずらっぽく笑いました。
私たちも「お~」と盛り上がりました。
ファーストオーシャン
男性/61歳/千葉県/会社員
2021-08-24 19:14