訃報

またしても、ロックミュージシャンの訃報です。

アメリカの兄弟デュオ「エヴァリー・ブラザーズ」のドン・エヴァリーが21日、ナッシュビルの自宅で亡くなりました。84歳でした。

1957年に弟のフィル・エヴァリー(2014年死去)とエヴァリー・ブラザーズとしてデビューし、「Bye Bye Love」などのヒット曲を出して活躍しました。彼らの美しいコーラス・ワークはビートルズやビーチ・ボーイズ、サイモン＆ガーファンクルなど、多くのグループに影響を与えています。86年には、エルヴィス・プレスリー、リトル・リチャード、チャック・ベリー等と共に、第1回目のロックの殿堂入りを果たしました。

私も、それほど詳しい訳ではないのですが、ビートルズ絡みですと、

ビートルズがBBCラジオで「So How Come」をカバー(1963年)
ジョージ・ハリスンが「Bye Bye Love」をカバー(74年)
ポール・マッカートニーが「Let 'em In」の歌詞にドンとフィルの名前を登場させる(76年)
ポールが「On The Wings Of Nightingale/ナイチンゲールの翼」を提供(83年)

といった話が挙げられます。またポールが所有しているアコースティックギターに「ギブソンJ-180」というモデルがあるのですが、これはエヴァリー・ブラザーズのシグネチャーモデルです(日本ではMr.Childrenの桜井和寿氏も使用していたそうです)。

以上、ローリング・ストーンズと比べると知名度は落ちるかも知れないですが、チャーリー・ワッツと共にご冥福をお祈りしたいと思います。

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