日野原先生がご存命だったなら、今の状況を見て、なんと仰られただろうか…

コロナ対策として国の方針は大きく３つ。

・感染者抑制（行動制限・ワクチン接種）
・経済対策（雇用保証・補助金など）
・医療体制（コロナ専用）の拡充

感染者抑制は皆さんもご存知の通りです。政府は基本、自粛を要請するしか手立てがありませんが、ワクチンに関しては遅い早いの議論はあるにせよ、アジア諸国の中では進んでいる方であって、これは政府の功績です。

経済対策も割と進んでいて、倒産の割合い、失業率、経済死（困窮による自死）は、他の先進国と比べても、かなり良いようです。いろんな人が安易に口にする『ロックダウン』は これらを悪化させます。感染者を減らしても同時に自殺者を増やす可能性が高いことも確かなのだそうです。

さて、医療体制ですが。

拡充のための補正予算 2.5兆円はほとんど使われていないそうです。政府は使途を明確に予算をつけていました。あとは役人と関係団体に託されたわけですが。

自分はこれから日本も映画『アウトブレイク』のように、プレハブやテントの野戦病院みたいのがあちこちに出来るんだ、と思いましたが、そんなものは夢でしたね(笑)

つけられた国家予算が使われないのは異例のこと。

明らかに「医療体制は変えずに、感染者抑制だけでなんとかならないかなー？」という、誰かの意図が働いたのではないかと思います。

ちなみに人口あたりの病床数ベースで見ると、日本は世界最高だそうですが、スウェーデンの場合、ほとんどの病院が国公立であるのに対し日本は20％ほど。

80％の民間病院の中には本気 出してないところもあるんじゃないか、と疑ってしまいます。じゃないと放置された2.5兆円に説明がつかないでしょう。

リスナー社員の皆さんの中には医療関係の方もいらっしゃいますよね。実際、どう思われますか？

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