バイトは職場に入りますかー?
皆々様お疲れ様です!
約10年前「今宮城にいるんですけど、4月頭には横浜に出てるので、面接させてもらえませんか?」と、様子のおかしい電話にも応じてくれたスーツ屋さんには感謝しかありません。
家が決まるまでの2ヶ月は簡易ホテル暮らしで、必要書類に書ける住所もない身分だったけどうまい事やって採用してもらえて、大好きなスーツやネクタイ等が多数並ぶ眼福な環境で、麗しいスーツ男子・女子と共に約1年間働きました。
新卒で入った宮城の企業で、給料滞納、銀行へおつかいで行くと次回は社長本人が来てくれと伝言を頼まれる不穏感、選挙の前はお客さんへ特定の党への投票依頼電話をかける営業さん等を経験し…
誰も信用できない。社会恐い…とすっかり絶望していたのですが…
客が来ず暇を持て余した店長が店内でキャッチボールを始めたり度々荒ぶるヤバイスーツ屋さんでの“働くリハビリ”は、毎日刺激的で最高でした!笑
パワハラと言われ兼ねない言動も多い店長でしたが、人を見抜く・人の心を察する能力に長けているからなのか、“痛いけど嫌じゃない”みたいな、飴と鞭の使い方が私の知る中で1番上手な人と働けて…今でも絶大な信頼と崇拝に近い念を抱いています(その念は店長から気持ち悪がられていました笑)
バイトは、横浜での夢が叶ったタイミングで辞め、同時期に店長も転職。他の社員さんも辞めたり転職したりで、ほぼ解散状態に…。
極貧生活を送る私へお米の支援…数日後「うち炊飯器いいやつに変えたからお前これ使えよ(ドヤァ)」と炊飯器もくれた店長…
職場で数人お財布から現金が抜き取られる事件が起きた時「そういうのは真っ先に俺に言えよ〜…」と心底悔しがっていた店長…
そう多くないバイト代からコツコツ貯めてきたお金を父親に貸せと言われて貸す私に、私の代わりに理不尽な父への怒りをぶちまけてくれた上で心配してくれた店長…
(イメージは中居くんみたいな人でした笑)
他にも君に届けの風早君を実写にしたかの様な方や、色遊びが得意な色彩の魔導師達と一緒に働けた1年は忘れられない、未だ賑やかで鮮やかな記憶です( ˘ω˘)
働く事への絶望をぶっ飛ばして塗り替えてくれて、救ってくれて、ありがとうございました!
ふねきこる
女性/36歳/神奈川県/気が向いたら働く主婦
2021-09-02 11:52