本日の案件
本部長、秘書、社員のみなさん
お疲れ様です!
私は高校を卒業してすぐに鳶職の仕事に就き、当時は東日本大震災から3年目に入り、本格的な復興がスタートしたばかりで、毎日のように岩手の沿岸部に防潮堤の基礎となる鋼材を大型クレーンで打ち込むという仕事をしていました。
毎日朝1時から3時の間に出勤して、眠い目を擦りながら現場に向かう日々。
現場では上司に叫ばれながら無我夢中で鋼材を打ち込みました。
ものすごく体力的にキツくて大変でしたが、そんなある日、休憩時間に先輩がこんな一言を私に言いました。
「俺らは表舞台には立てない縁の下の力持ちだ。
でも、これからはこの防潮堤が沿岸部から住む、沢山の人の命を守ってくれる」と。
ただ毎日辛かった日々が、自分達のおかげで多くの助かる命があると考えると、すごく胸が熱くなり自分の仕事に誇りを持てるようになりました。
先輩。俺に仕事の誇りを持たせてくれて、本当にありがとうございました。
キャンちゃん
男性/30歳/岩手県/機械整備士
2021-09-02 16:39