主権在民
とある小説に出てくる台詞です。
【 目上?政治家とは、それほど偉いものかね。私たちは社会の生産に何ら寄与しているわけではない。市民が納める税金を、公正にかつ、効率よく再配分するという任務を託されて、給料をもらってそれに従事しているだけの存在だよ。私たちはよく言っても社会機構の寄生虫でしかないのさ。それが偉そうに見えるのは、宣伝の結果としての錯覚にすぎんよ。】
青年将校に「社会の寄生虫」と揶揄された若い政治家が「目上の者に対する礼を失している!」と怒り心頭に発した言葉に対して、老政治家が諭すように答えた言葉。
自分がこの小説を読んだのは20代前半でしたが、今でも時々、読み返したりします。
我が国は民主主義でありますれば。
すなわち『 国民主権 』であり、国民主権とは国民が国権の源、責任の主体として、政府は国民の意志により設立・運営されると、あります。
自分は主体的な主権者のつもりだし、納税者でもあれば政治家を偉いと思ったことはありません。
普通に年上の人で、自分より重責を担ってる職業人としての敬意はありますが。
一方で、馴染みの蕎麦屋は息子が後を継いでくれたら ありがてぇ! くらいの気持ちで、口先ばかりの革新的なリーダーとやらよりも、業務が良くわかってて、つつがない2世3世政治家の家業でもいいんじゃないかな、とか、政治なんて そんなもんじゃね、とも思います(笑)
たまにSNSとかで政治家について「上の方にいる人は」とか「日本の偉い人たちは」というのを見ますが、それは違和感というか間違いというか。優れたリーダーを待望するというのは主権の放棄、責任のがれ、ただの愚痴であって、共感もなければ、聞いてるほうは、何一つ、気分が良くならないんですよね ( ̄ー ̄)
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2021-09-05 02:46