案件です。30年前の私です。

30年位前の事です。
娘が1歳で、誰にでも笑顔で笑い掛け、全然知らない道行く人に『可愛いわね〜』などど、よく声を掛けて頂いていました。

そんなある日。
私は娘と二人で電車に乗り、娘を抱っこしなが、ドア付近に立っていました。
すると、少し離れた所に座っていた、職業的怖い人5人が、やおら立ち上がり、こちらに向かってきます。

そして、私達は、取り囲まれてしまいました。
その時の私のメンタルは「娘に指一本触れてみろ！ただじゃ置かないからな！
矢でも鉄砲でも持ってこい！ただじゃ置かないからな！」でした。

すると、その怖い人達の、おそらくトップの人が
『可愛いね〜
いくつですか？』と、はなしかけてきたのです。
その後も、『ベロベロベロ〜』とか、面白い顔をして、あやしてきたり。
子分らしき人達へ『可愛いなぁ！』と、同意を求めたり。
意外な展開になりました。
やがて、私達の方が先に下車しましま。
その時も、『気を付けてね〜』と、見送られました。

それまでの私は、かなりビビリでした。
でも、子育て中は、我が子を守る為には、どんな危険があっても全く動じる事の無い、メンタルの強さがありました。
例え、ライオンに出会っても、戦えたと思います。

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