案件
本部長、秘書、社員のみなさま
お疲れさまです。
もう10年以上前ですが、ディズニーランドのジャングルクルーズというアトラクションで船長さんとして働いていました。
ジャングルクルーズを、ざっくり説明すると「愉快な船長さんと一緒にボートに乗ってジャングル探検に出掛ける」というアトラクションです。船長さんの軽快なトークを楽しみにゲストがやってきます。
私はトークが軽快なタイプの人間ではなく、今の言葉でいうと「陰キャ」でした。
船長になって二ヶ月間ずっと、私のつたないトークに対してゲストが「期待外れだなー」という顔をされており、申し訳なさで、勤務する度に苦しくなっていきました。
そんな悩んでいる時期に、たまたま深夜ラジオを聞き始めました。そこで、トークには「緊張と緩和」「フリとオチ」という基礎技術があることを学び、まさに目から鱗が落ちる思いでした。
それを意識して、船長さんとしてトークをしてみると、ゲストの顔が満足感や高揚感溢れるものに変わりました。乗船していた小さい女の子から「船長さん、楽しかったよ!」とお褒めの言葉を貰いました。
ウケることの喜びは格別です。初めてウケた日の高揚感は今でも忘れられません。
おなかヘリコプター
男性/38歳/神奈川県/会社員
2021-09-08 15:53