社員掲示板

ドラマみたいな話し

本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。

私の青春時代にあった話です。
バブル景気真っ只中の1980年代後半、両親の仕事の都合で中学を卒業した後香港へ引っ越すことになりました。9月に英国系インターナショナルスクールに入学が決まっていて、それまでに英語に慣れるために入った夏期講習最初の日にその女の子に会いました。
何やら他のクラスの色々な国籍の男の子に追いかけ回されていた、今で言う声優の花澤香菜さんに似たタイプの可愛い日本人の子と目があった瞬間ハートを撃ち抜かれました。
夏期講習が終わり、9月に新しい学校へ入ると、その子が1つ下の学年に入学していて、数日経つと全校でその子の事が噂になり、同じ日本人である私に多くの男子が紹介して欲しいと言ってくるように。
3ヶ月ほど経った頃、なんとその子から話があると呼び出されてドキドキして校舎裏へ行くと、その子の親友が付き合って欲しいから…という話に。
それからその言い寄る女の子から逃げる日々が続き、いつしか別の彼女が出来て、そして私は卒業とともに彼女が帰国したイギリスへ留学しました。
イギリスの前に1年間オーストラリアにいたので、前の学校にはイギリスのどこでどの大学へ入ったかという情報は一切伝えていませんでした。
コースが始まる前に、その年に入った外国人留学生が呼び出され、大学のカフェで説明を受けていた時にバタバタと遅刻して入ってきたのが、香港で一目惚れしていた「あの子」でした。
その日その子はその頃彼女と住んでいたボロ屋に遊びにきて、日が登るまで2人で日本語で色々話こみ、彼女がいながら夢のような時間が流れました。その後ヤキモチを焼いて私の彼女は3日間口を聞いてくれませんでした。その後数年間連絡を取ったり取らなかったりしていつしか疎遠になりました。

5年経ち香港へ戻り市街地をぶらぶらしていたら、ばったり「あの子」に遭遇。
ご両親が別の国に移住したと聞いていたのでびっくりしました。
ただしその頃イギリスから一緒に戻っていた彼女がいたりと告白できず。
その後数年共通の友達達と遊んだりする時間が流れ、お互い別々のタイミングでお付き合いする人がいて、結局告白できずに20代が終わり、いつしかその子も香港を離れてしまいました。
自分の気持ちを伝えたのはそれからずっと後、お互い結婚した後の笑い話としてでした。

だるにん

男性/53歳/東京都/会社員
2021-09-09 17:36

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