中秋の名月
月を呼んだ和歌はいくつもありますが
たしか万葉集は
今でいうTwitterのような存在だったとか
幾多も季節を重ねた先に
こんなに便利な時代がやってくるだなんて想像もつかなかった時代に
人知れず感情を和歌に込め
あるいは愛しい誰かの元へ届き
あるいは誰にも届かずに煙のように空を這い上がる
そしてふうっと嘆息する人々の生きる世間とはいかなるものであったか
そう考えると感慨深いですね
ICTな現代では
どれほど今までに誰かに想いを伝えたいという気持ちが強かったかを想像させます
人の感情とは読めば読むほど空回りするものですね
じっと黙って過ごすのは懸命ではあるが
いつか箱に入りきらなくなって
宝石が山のように溢れてしまいますね
すまいりー
女性/26歳/東京都/公務員
2021-09-21 13:40