本日の案件

本部長、秘書、リスナー社員の皆さんお疲れさまです。

私が忘れもしないのは『先輩のまさかの寝返り』です。

３年前の７月の事。
十数社が出席した会議が終わり、外はすっかり夜に。

すると私のボスが『みんな疲れてるんだから、お前ちゃんと夕飯に連れていってやれよ。俺は今日は帰るから。頼むぞ。皆さんお疲れ様でした、ゆっくり飲んで帰ってください！』

会議の主催は弊社だったので、言いつけどおり会議に出席した皆さんを地元の美味しいお店に連れていきました。

宴もたけなわになり。
『先輩、うちのボスがあー言ってたって事は、ここの会計はうちが払うって事ですかね？会費取った方が良いですかね？』

『主催者で払うに決まってるだろー。来てくれた皆さんからお金もらって払ったって言ったら大変な事になるぞ！』

そう先輩に言われ、私もとりあえずポケットマネーで支払いました。そして翌日。
昨夜の報告をボスにすると…

『お前は何を考えてるんだ！連れてけって言っただけでお金払っていいなんて言ってないだろ！どんな権限で勝手に決めてんだバカヤロー！』

と大目玉。結局、勝手な判断で領収証を切ったバツでそれは私の自腹という事に…。

そんな朝から大目玉を食らっている間、先輩は知らぬ存ぜぬでパソコンに向かい、他の先輩と一緒に『何やってんだよー、俺もお金回収されなかったからおかしいなと思ってたんですよー。』とあっさり寝返りました。

一段落して小さな声で『ごめんね。』とすれ違いざまに私に一言。

もう絶対に第三者の判断は鵜呑みにしないと決めました！

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