本日の案件〜妻との出会い
皆様お疲れ様です。
あれは1998年2月のことです。岩手から神奈川に長期出張中だった私は休日に鶴見駅前のパチンコ店でひまをもてあましていました。
そこに突然、同郷の同級生の女の子が現れました。当時は会社の携帯しか持っておらず、連絡もすぐに取れるような時代ではなかったと思います。
彼女は「やっぱりここにいると思った。」と言って、これから会社の先輩と飲みに行くので一緒に行こうとの事でした。あまりにも突然すぎる展開に戸惑いながらも手を引かれて連れていかれた居酒屋に居たのが今の妻です。
掘りごたつの奥座席にどーんと構え、片手に徳利、もう片方におちょこをもって「さぁーさぁー、まずは飲んで。」と最初は生ビールを飲みたい私の気持ちを無視するように熱燗を勧めてくるその魔女に一気に気持ちまで持っていかれました。
その後、岩手に帰る前日にもう一度飲みに行って魔女部屋に泊めてもらい、2か月後には岩手の会社を辞めて東京で同棲を始め、その一年後に結婚しました。
なぜ同級生が私の居場所を知っていたのか、なぜその3人で飲もうと思ったのか、いまだ不明ですが、その子がキューピットになってくれたのは間違いないので、結婚式には当然上座にて対応させていただきました。
その子はいまだにあの時の事は「ただ、なんとなく」としか答えてくれません。
私たち夫婦はちょっと不思議な出会いですが、お互いに運命の人と認め合って結婚22年です。
幸せのかたちは年々変わっていますが、いまだ幸せです。カサカサ民の皆様、大変申し訳ございません。
はげちん
男性/57歳/栃木県/会社員
2021-09-27 10:38