本日の案件

本部長、秘書、社員の皆さま、おつかれさまです。
今日の案件ですが…。
あれは、ラジオからオレンジレンジの「上海ハニー」が毎日のように流れてきていた2003年の夏。
当時22歳だった私は、某飲食チェーン店でバイトしていました。
週に一度、来店すると必ず「親子丼」を注文する年上に見える男性客が。ある日突然、そのお客さんから「お姉さん。連絡先…よかったら電話番号教えて下さい」と声をかけられたんです。
ここで断ったら、お客さんが減る！と思った私は『メールアドレスで良ければ』と、テーブルに置いてある紙ナプキンにメールアドレスを書いて渡しました。
好きな人もいましたし、好みの外見ではなかったので、当時でいう[メル友]のような感じなら…と思っていました。
そこから、今考えると俗に言う[猛アタック]というものを受け、翌年の春には、そのお客さんは私の彼氏になっていました。彼の年齢は２コ上(正直…もっと年上かと思ってた)。優しくて誠実なところに惹かれ、一年付き合って、彼の転職を期に入籍。
現在、結婚17年目。おかげさまで仲良くさせてもらっています。
以前、連絡先を尋ねた時のことをきいてみると『あれは作戦。電話番号を…って言えば、番号はダメだけどメールアドレスなら…って教えるでしょ？』と。
策士の主人にまんまと引っかけられた22歳の私でした。

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