今日の飲食店あるある
皆さん ご案内の通り、
全国の緊急事態宣言ならびに蔓延防止措置については本日より解除となります。
飲食店においてもアルコール提供解除となり、これは営業戦略上とても大きな一歩でありますが、一方で営業時間は夜の20時閉店から、わずか1時間長い 21時までという、引き続きの『時短要請』をされています。
【 なぜ解除なのに時短か? 】
この疑問について、関東の知事の皆さんの踏ん切りの悪さに、しばしモヤモヤしていたのですが、とある元 官僚の評論家の先生のお話を聞いて、とてもスッキリとしました。
神奈川県の発祥で全国的に広がっている『マスク会食推奨店 認証制度』という制度があります。
来店されたお客さんの人数制限や、食事以外のマスク着用を指導したり、換気設備やアクリル板の設置など、条件を満たせば、各都道府県から認証をもらって、非認証の店よりも、営業時間やアルコール提供に関するインセンティブ(優遇措置)を受けられる、というものです。
これが広がったのが第四波が収まった7~8月くらい。うちの店も急いで認証制度を取ったのですが、制度が始まってすぐに第五波が来てしまい、それも急速に感染者数が増えたものだから、オリンピックも相まって、すぐに緊急事態宣言となり、認証店も非認証店もまとめて時短のアルコール停止になりました。
そうすると面白くないのは認証店です。
せっかくコストをかけて認証制度の条件に合わせたのに、非認証店と変わらないじゃないか、と。
そして今回の解除で、ようやくインセンティブ(優遇措置)の使い時が来た!(笑) というわけです。
非認証店では、アルコール停止、閉店時間も20時のままです。
各知事の皆さん。感染の広がりが心配なんじゃなくて「いっぺん、優遇措置を出してみたかった」ということかな。
それなら まぁ 納得 (´ω`)
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2021-10-01 01:44