理由。

小学生の時、新宿にて、
露店のヒッピーのお兄さんからカッコいいバッチを買おうとしていたんです。

お兄さんは「僕は闘士なんだ」と。バッチを売ったお金で社会を変えるのだ、君も大きくなったら同志になれ、と。

丁度そこへ、迫力ある人がやってきて「テメェ誰に断って、ここのシマで商売してんだ！」と言われて、ヒッピーさんは「すいません すいません」と逃げて行きました。ちなみに渡したままのバッチ代は返してもらってません(笑)

そんな長らく忘れていた一件を思い出したのは、30歳も過ぎてから。

いわゆる浅間山荘事件とか東大安田講堂事件などの学生運動。子供時代の記憶としてはうろ覚え、学校の先生にはその世代の当事者もいただろうに、ハッキリ言って、誰も説明してくれなかったです。

この日本にテロを起こす人とテロに傷つく人がいたんだと。あれはいったいなんだったのかと。ふと学んでみたくなりました。

「天〇家を潰し、東京を火の海にして革命は成就するはずだった」とかなんとか。ある先生は授業そっちのけで「あの時代は熱くなれるものがあった」とか、ウットリ遠い目をして語りました。「お前らは気の毒に、シラケの世代だな」とも言われました。そのくせ、なぜ革命に破れたかは説明ゼロなんだよ。ちゃっかりメーデーには休みを取ったりして。

だから、
大人になってから、
自分で調べたんですよ。

そうして、結局のところ 『汚いカッコで難しい言葉を使い、物を壊し、人を傷つけて、何一つ実らなかった運動』という結論に至りました。自分は『革命ごっこ』だと断罪しています。彼らの言葉を借りれば『総括』しました、というところでしょうか。

社会に迷惑かけたのは間違いない。

40年前、100ヵ国くらいあった社会主義国も、2021年の今、わずか5ヵ国です。生存率たったの 5％ですよ。 その上、残った国もジェノサイドだのミサイルだのw 人民を弾圧して飢えさせれば政府だけは存続出来るようです。

それでも説明も反省も謝罪もない。

少なくとも当事者だらけの、野党の皆さんからは聞いたことがない。

だから、支持出来ないんです。

12