本日の案件
本部長、秘書、社員の皆様
お疲れ様です。
本日の案件についてですが、
当時は、甘く優しい言葉をかけてくれる人が良いと思っていましたが、今にして思うと、自分を成長させてくれたのは、厳しい言葉をくれた人たちだったと思います。
その中でも、自分がのちのちに営業職を選ぶきっかけとなるほどに自分を鍛えてくれたのは、洋服屋さんでアルバイトをしていた時の店長でした。
良いか悪いかは別として、そこのお店の方針は、来店されたお客様には洋服をお勧めするのではなく、まずは仲良くなることを心掛ける。絶対にお声がけをする。というスタンスのお店でした。
お客様からしたら、話かけないで欲しいわけで、そんなお客様に声をかけてお話をするなんて、誰も望んでないのでは??と思い、めちゃくちゃ嫌でした。
うじうじして、お客様が来店されても洋服を永遠とたたむ作業しかしない私の気持ちを察した店長が、私に投げかけてくれた言葉が、
「恥ずかしいと思って接客をやらないのは唐揚げ君の勝手だけど、お給料をお店から頂いているのに恥ずかしいから仕事をしないという人間が一番恥ずかしいと俺は思うよ」
でした。
パワハラ?ともとれる発言ですが、そのリスクを取ってまで自分に投げかけてくれた言葉。
やってみないとわからない。自分次第でお客様に喜んでもらえるかもしれないのに、自分は自分にとって都合の良い言い訳を頭に並べて、逃げてただけだなと思いました。
一番恥ずかしい人間にはなりたくない。やってやる!なにくそ!
単純だった私は、その言葉でそう思い、
恥ずかしさや怖さを押し殺し、涙目をしながら接客へ。
その経験があり、いまでは新規の営業がわりと得意で、すぐお客様の懐にはいろうとする人間になりました(笑)
今にして思うのですが、人にやさしく指導するより、人に厳しく指導すほうが、何倍もしんどいと思います。
にも関わらず、厳しく指導し、嫌われ役を買ってまで自分を成長させてくれた店長には、当時はこのパワハラ野郎と思っていましたが、今は感謝しかありません!
唐揚げ弁当350円
男性/37歳/東京都/会社員
2021-10-20 11:27