本日のお題
【10月26日(火)会議テーマ】「ドライバー物語案件 ~わたしと運転手さん~」
本部長・秘書・リスナー社員の皆様、お疲れ様です
私の場合、数年前に交通事故に遭い、救急搬送されてから何度も手術を繰り返し、リハビリを終えてやっと家に戻れるとなったのが半年後
ロクに歩けない体なので家族のお迎え以外はタクシーによる帰宅が病院から義務付けられていました
そこで病院のタクシー乗り場で順番待ちをしているとこの地域では割と有名どころのタクシー会社の車が私に回って来ました
乗り込んで私の住む家の住所をお伝えすると「そちら方向はよく分からないので道案内してください」という男性ドライバーは私の父と同じ歳
こちらが恐縮しきりながら「その歳まで現役なんて凄いことです 死んだ親父なんて定年過ぎたら遊んでました」なんて話や私が病院に入ったいきさつなどを話しながら小一時間の道程を過ごしました
ただ、やはりご年齢相応の運転なのです
センターラインははみ出すは、遅いはでこちらがハラハラドキドキしてしまいました
自宅の近辺に来たところで「迷うのでこの辺で結構です」と申し上げると「いや、失礼ですがそんな体では大変でしょう 玄関まで送らせてください」と小道に入ったウチの門に横付けしてくださいました
支払いをすると「大丈夫です 乗り込まれる時に分かっていました 1割引にしておきます(障害者手帳提示の場合 )」「いや、こんな体ですが、まだ障害者認定はされていない段階なので」とお断りすると「いいんです こちらは十分な利益が出ておりますので気になさらないで治療に専念されてください」とこれまで半年間を病院で過ごした大きな荷物をトランクから取り出し玄関まで運んで下さいました
ドライバーさんも年齢からか荷物の重さに体がフラフラしているのを見て更に申し訳ないなぁと思うと同時に病院から出て来て初めての社会経験が「こんなに親切にして下さるんだ!」と素直に思えたことが何とも嬉しかったです
お陰様でその後1年間で事故で痛めた上半身の手術を繰り返し社会復帰することが出来ました
今でもあの時の温かいお心遣いを忘れませんし、病院で生かされた命、今後も私の心に刻んで生きて行きたいと思っています
ドライバーさん、本当にありがとうございました\(^o^)/
早朝トレーニー
男性/58歳/神奈川県/国の使用人
2021-10-26 05:34