恋の喜怒哀楽案件 〜私の恋愛事件簿〜
本部長、秘書、お疲れ様です。
私の恋愛事件簿ですが、高校三年生の時、文通で知り合った女性がいました。同級生ということもあり、写真を送り合って、意気投合するほど話が合い、半年間手紙のやり取りが続きました。しかし、だんだんと話の内容がかみ合わないことに気がつき、何故か違和感しかありませんでした。そこで、その真実を確かめるべく、彼女に真相を聞いたのでした。すると、写真に写っていた私の隣の友人を好きになっていたというのです。写真を送った時、私一人の写真が無かったので、友人と一緒に撮影した写真を送り、私の顔に丸印を入れておいたのでした。
ですが、彼女は、私よりイケメンではない隣の友人の方を好きになり、その友人を紹介して欲しいとまで手紙に書いてきたのでした。
私も、仕方なく友人を紹介しましたが、後日友人から怒りの電話が届きました。彼が言うには、いきなり知らない女性を紹介されて、手紙に好きになった内容を告白されたとのことでした。
私としては、羨ましかったので、友人には冷やかしを入れましたが、内心は彼女を取られた気分で落ち込んでいました。それからというもの、友人とは音信不通となり、彼女がどうなったのかは、わからぬまま真相は闇の中に葬り去られてしまいましたね。
ふわふわクッキー
男性/51歳/東京都/自営・自由業
2021-10-28 08:12