本日の案件

結婚が遅かったので、それなりにいくつかの恋愛をしてきましたが、いちばん忘れられない恋人は6歳年下の自衛官の彼でした。　
自衛官を辞め、当時埼玉に住んでいた一人暮らしの私の近所に引っ越してきた時は、本気を感じて嬉しかったな…
数カ月後、彼は家の都合で実家の千葉に帰ることとなり…、距離があるから難しいと私は振られてしまいました。
先に荷物をトラックで運び、彼自身は埼玉から千葉までなぜか自転車で、何時間もかけて越していきました。しかもその日は雪が降り続く日でした。心配だった私はタオルを数枚渡すことしかできませんでした。
私は彼を引きずって、時折ネットで彼の名前を検索したりしていました。
格闘技をしていたので画像が出てきたのですが、ある日、結婚式場のサイトで彼の結婚式の動画を見てしまいました。
複雑な気持ちでした。彼の後に、付き合った人もいたのに…。

恋はしたいけど、結婚には憧れがない私でしたが、彼の結婚式動画を見てから、婚活を真剣に考え始めた気がします。
数年後、私は結婚し、今は穏やかに幸せに暮らしています。
彼も幸せであることをのぞみます。

でも、時々私が彼のことを思い出すように、彼も私を思い出すことがあるのかな…と思ってしまうのです。

心から大好きな人てした。

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