今日の鼻歌
【 悲しみがとまらない / 杏里 】
最近、アジアの若者を中心に、動画サイトで、日本の70~00年代シティポップが再評価されているようです。
特に杏里さんの1983年に発売された【 Timely!】というアルバムは、この【 悲しみがとまらない 】や【 CAT'S EYE 】【 stay bye me 】といった大ヒットシングルを含み、アルバム全体も 夏を感じさせるシティポップのテイストに仕上がっており、お隣の韓国などでも大変 評価が高いようです。
このアルバムをプロデュースしたのは、かの角松敏生さんです。
CAT'S EYE のアルバムバージョンを含め、全体が角松敏生の代表作とも呼べる作風に仕上がっていますが。
当時の角松は弱冠 23歳の若者。
ギタリストととして、10代でスタジオデビューし、すぐにシンガーソングライターとしての才を見いだされ、歌手としてメジャーデビューしたばかり。
すでに【オリビアを聴きながら】で歌謡界に地保を築いていた29歳の杏里さんが、23歳の若者にプロデュースをオファーしたことがスゴい。
この【 悲しみがとまらない 】は一般には作曲家・林哲司さんの名曲と言われていますが、オリビアや CAT'S EYE 以外に、杏里さんの代表曲を新たに産み出そうという戦略として、当時のヒットメイカーである林さんに作曲をオファーしたのは、実は角松なのであります。
気鋭の、若い、売り出し中の作曲家 兼プロデューサーが、あえて自分の作曲を封じて、ヒットメイカーを起用する手腕。
重ねがさね、当時 23歳の若造です。
それだけ、誰が見ても音と才能に溢れていた、ということでしょうか。
結果【悲しみがとまらない 】は大ヒットし【 Timely ! 】も今だにシティポップの名盤として語り継がれています(。-∀-)
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2021-11-21 16:14