明日の案件につきまして

本部長、秘書、社員の皆様、お疲れ様です。
本日の案件ですが、私が12歳位の時の話になります。
私の誕生日は1月3日で、毎年家の座敷で誕生日会を行っていたのですが、正直親戚同士の新年飲み会のついでにお年玉と誕生日プレゼントを貰うような雰囲気でした。
そして、12歳の誕生日もそんな雰囲気でした。
ただ、その頃私は空手を習っておりまして、そのことを知っている酔った父親やおじさんより技とか型とか言うのを見たい!と言われました。
やったところで見ないだろとは内心思いつつ、仕方ないので簡単な型を演じました。
結果は案の定誰も見ておらず、恥ずかしさと虚しさと怒りを覚えた私は自室に戻り、そのまま引きこもったままその年の誕生日を終えました。
最後、終わりの礼をした後に見た誰もこちらを見ていない光景は、今でも少しトラウマになっています。

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