社員掲示板

年賀状物語

私は小学校3年生の時に私を変えてくれた担任の先生と、卒業して進学しても、就職しても、結婚しても、子どもが生まれても、転勤してもずーっと年賀状のやり取りをしていました。
先生の年賀状には「富士山に登ったよ。先生はまだまだ元気です!」と近況が書いてあったり「帰札した際にはお電話ください。久々に会いたいね。」と書かれていたのですが、その年はまだコロナ禍前で色々予定が入っていたので「ちょっと今年は忙しいから来年必ず電話しよう」と思ったまま広島に戻ってきてしまったのでした。
その年の11月。1枚の喪中ハガキが届き、名前を見てみると見慣れない名前だったので、一瞬誰かわからなかったのですが、それがその恩師の奥様の名前だと気付くのに、そう時間はかかりませんでした。
そのことに気付いた瞬間、目の前が真っ暗になり、思考が停止してしまいました。
「来年は必ず電話しよう」と思っていた先生が、もういないなんて…。
とても悲しくて、とても後悔しました。
しばらく落ち込んでいて、後悔の気持ちが和らぐまでかなり時間がかかりました。
先生に会って話したいことがたくさん会ったのに、どうしてすぐに電話しなかったのだろう、と。
それからは会いたい人には会える時には必ず会うように、後悔しないように毎日を生きるようにしています。
年賀状での繋がりも、とても大切だなぁと毎年思いながら年賀状を書いています。

どさんこマルコ

女性/44歳/北海道/会社員
2021-12-08 17:00

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