送った届いた案件
皆様お疲れ様です。
先ほどこの案件のタイトルを聞いての、初書き込みです。
結婚しました、という写真入り年賀状で、幼稚園からの友人を失った私の話をきいてください。
もう、30年以上前になります。
仲良し5人グループの一人が結婚することになりました。彼女が言うには
「職場結婚することになったんだけど、共通の上司や同僚、彼の招待客が多く、自分は数人しか招けない。グループの中でYちゃん(私のこと)だけになるけど、来てくれる?」
私と彼女は幼稚園からの幼馴染みでしたので、もちろん行くよと答えたのですが、他の仲間にはそういう事情だからお招きできないと、自分の口から伝えてね、私からいうことではないからね、と何度も念を押しました。
もう、なんとなくおわかりですよね。
そうです、彼女はそのあとも仲間のだれにも連絡をせず、満面の笑顔の「私たち結婚しました」
という葉書を仲間に出したのです。
当然、仲間たちからは
「K(彼女のこと)、結婚したんだって!?葉書がきたよー!びっくり!!」
と、私に連絡がきました。
私は、黙っていようか、正直にはなそうか、とても迷いましたが、事の経緯をみんなに伝えました。
事情を知った仲間たちは、
「それじゃ仕方ない、でも、私たちってたった葉書1枚で済んでしまう程度の関係だったんだね」
と、なんとも言えない表情を浮かべていました。
それから数年後、私の働いているレストランに偶然彼女が来ました。
何事もなかったかのように
「やだー!何でここにいるの?びっくり!!
ひさしぶりー!結婚式以来だね!あそこにいるのがうちの旦那。職場の忘年会なんだ。」
そういう彼女に、私は、一言
「あんなに前もってつたえてねとお願いしたのにたった葉書1枚で、みんなの気持ちを考えたの?」
すると彼女は、無言。
そして、黙って自分の席にもどって、また連れの仲間たちと大笑いしていました。
いまでも、仲間とは年に一度会う関係が続いています。
時々彼女のことを思い出しますが、もうだれもその名前を口にすることはありません。
ぽけぱんママ
女性/58歳/神奈川県/幼稚園教諭
2021-12-08 19:09