今日の鼻歌
【 Starting over / John Lennon 】
1980年。中2の夏休み。いつも溜まり場にしていた友人宅をいつものようにダルい感じで訪ねると、室内にはノリのよいロックンロールが流れていて「誰?これ」と聞くと「Beatlesだよ」という。
それは【 I saw har standing there 】という曲でしたけれども。
Beatles といえば【please please me】のような、ヌルい感じのポップスのイメージしかなかったから、こんなにもシャウトしちゃうボーカルなんだーと少し驚いて、それからしばらく、いろんな曲をヘビーに聴いていました。
いわゆる「ポール派? ジョン派?」というヤツにおいては、完全にジョン派です。メロディーメイカー、プロデューサーとしてのポールは偉大すぎるけど、やはりメロゥすぎて肌にあわない。
ハッキリと根底にロカビリーを感じる不良なジョンのほうが好きです。
有名な、丸メガネに「NEW YORK CITY」と書かれたTシャツを着たジョンのポートレートなど部屋に飾ったりもしました。
その2ヵ月後。
彼は行ってしまいました。
「ひと夏の恋」というか、1980年の夏から冬。ハシカのように熱して、あっという間に去っていった感じがします。
冬に九段会館でファンクラブによる、追悼集会があり、参加してみましたが、何一つ実りのないイベントでした。
せっかく、数年に渡る育児休暇を終えて、気持ちも新たに、ニューアルバムを発売した矢先のこと。残念ですね…といいながら、すっかり彼の享年よりも長い年月が過ぎてしまいました。
悲劇とは関係なく、
やはり、とても良い歌ですね。
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2021-12-09 01:06