今年キュンキュンしたこと
今年の7月に胃ガンの手術で入院することになりました。
我が家にはシーズーとチワワのミックス犬でナナという10歳の女の子がいます。
今私は独り住まいで入院したら退院まで2〜3週間かかりるので友人に相談して退院まで預かってもらえることになりました。
入院する日に車にナナを乗せて自宅から約30キロ離れた友人の家に。
ナナを預けてちょっと涙目で友人の家のドアを開け外に出ました。その時普段滅多に泣かないナナが「キャン!キャン!キャ!」と泣き叫んでドアを中からガリガリ引っ掻いてる音がします。
「ナナ!ごめんね。ごめんね」ともう涙腺崩壊。
2〜3週間の我慢だ、我慢、我慢。
手術は無事成功して3日ほど経ったある日、ナナを預けた友人から電話がきてうっかり玄関のドアが開いているのに気付かずナナが脱走したと言うのです。友人は必死になって探してくれたが見つからずペット探偵に捜索を依頼したがナナが失踪してから3日が経過しても見つからない。
「ナナ、何処にいるんだ••••」
2階の病室の窓から病院の庭を呆然と見つめていた。とその時、白い小さな犬が横切った。
「うん?」と思ったらその犬が戻ってきて僕の顔を見上げている。
「アレ?」と思ったその時「キャン!キャン!キャン!」とシッポを大きく振りながらまた「キャン!キャン!キャン!」と鳴き叫ぶ。
まさか「ナナ!」窓を開けて「ナナッ!」と呼ぶと「キャン!」と応えた!
その瞬間急いで庭まで走った!
庭に出たらナナと目が合い「ナナッ!」と呼ぶと「キャン!」とスッ飛んで僕の腕に飛び込んできた。その絹の様な白かった体は薄汚れて痩せていた。その瞬間号泣と共にキュンキュンした。もうこの子と一生離れない!一生に!
BlueDog
男性/66歳/東京都/自営・自由業
2021-12-14 19:00