2021年の赤っ恥案件

本部長、秘書お疲れ様です。

仕事で訪ねた町で入った個人経営の飲食店でのことです。
店構えも店内の雰囲気も働いている店員さんもいたって普通のいわゆる安心して入れるお店だったのですが、メニューについている名前は少し個性的なものでした。

オーダーする際になって名前を読み上げることに照れくささはあるものの店側のこだわりを汲み取り『この「私は笑顔の達人」をお願いします』と伝えると、店員さんは『はい生姜焼き定食を一つですね』と復唱してくれました。

なにーっ！

お店のルールに従ったつもりが突然襲ってきた赤っ恥。一人で訪問していた私はこの出来事を前にして感情のない笑顔とともに耳をじんわりと熱く火照らせていました。

そのあとは料理が運ばれてきても他のお客さんがどのように注文するかが気になってしまい、夢中で聞き耳を立てていたせいか美味しかったかどうか覚えていません。

本部長と秘書はこんな経験ありますか？

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