本日の案件。真っ赤になっちゃった

本部長、秘書、お疲れ様です。

本日の案件です。
その日は、あっちへこっちへと当てもなく好きな様にドライブを楽しんでいました。
夕方になり、日も段々落ちてきた頃、近くに天文台がある様で、散歩がてら見に行く事にしました。

山の上にある天文台に到着すると、そこには大きな広場があり、様々なモニュメントが置いてありました。

暫く見学していると、声の反響か面白いモニュメントがあり、私は『あっ！あっ！』とか『おーい』と声を出して試していました。
するとだんだん楽しくなって、『ゲッツ！』や『耳がおっきくなっちゃった！』とか『あれ、声が、遅れて、、きこえるぞ』等思いつく事を口にしていました。

私はひとしきり楽しみ、満足して振り返ると、そこには口角が少しあがっている男性が。

『駐車場の閉鎖の時間です』と声を掛けられました。私は『すみません！』と小走りに帰ろうとすると、『滑るので、走らないでお帰り下さい』と足早に逃げたい私をゆっくり帰るよう促します。

彼の横を通り過ぎる時の私の耳は『真っ赤になっちゃってた』事でしょう。

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