赤っ恥をお金に変えろ!
はぁ……やっちまいました…………
その日は本当に忙しくてとっても疲れていたんです…
一日に何百回お客様に挨拶したか分からない位でした。
仕事が終わり、鉛のように重くなった体を一生懸命動かして帰りの電車に乗りましたが、読書やスマホをいじる気力すら湧かず、ただただボーッとしていました。
そして、電車が駅に着き、ドアが開いて新しい乗客が入ってきた瞬間、思考の歯車がおかしな方に向かって猛スピードで回り始めたのでしょう。
私は大きな声で「いらっしゃいませ!!!!こんにちは!!!!」と言ってしまいました。
驚きと恥ずかしさですぐ降りるという判断も出来ず、次の駅で降りるまで、周りの痛い視線に包まれながら過ごす時間はとてつもなく長かったです。
あんにんとうふ
女性/30歳/東京都/アルバイト
2021-12-15 16:02