燻製の香り
本日の案件、燻製の香りを嗅ぐと、ハタチ前半に付き合っていた彼との想い出が浮かんできます。
当時大学生だった彼と私。大学卒業後、彼の方が先に就職することが決まりました。就職してしばらくは静岡に数ヶ月の研修に行くこととなり、研修後に配属先が発表されます。
ものの数ヶ月ではありますが遠距離恋愛なんてしたことなかったし、もしかすると配属先も遠方になってしまうかもしれない、と思うと、もうずっと彼とは離れ離れになってしまうのではないか…ととても不安な気持ちになったのを覚えています。
彼が静岡へと経つ前日、都内の燻製料理屋さんで学生最後の晩餐を過ごしました。おしゃれな雰囲気のお店には燻製の香りが漂い、とても楽しい食事の時間になりました。彼の出発は寂しくもありましたが、笑顔で彼を送り出すことができたのではと思います。
その後配属先が決まり、結局彼は都内勤務に。遠距離恋愛にならずに済み、笑顔で彼と再会することが出来ました。それが今の旦那……
です!
旦那とは付き合って10年になりますが、今でも仲良しです。今年は初めて2人でキャンプに挑戦し、自家製の燻製を作りました。その燻製の香りを嗅ぎながら、こっそり当時のことを思い出していたことは、旦那には内緒です。
アキえもん
女性/34歳/東京都/会社員
2021-12-21 19:03