大人になってから案件
22歳まで『右と左』が良くわかりませんでした。
とっさに「こっちが右」「左!」と判断して身体が反応する感覚が身に付いていませんでした(笑)
良く考えてみて下さい。
誰かに対して「そこを右!」とか 「左側!」とか、指示したり されたりすることなんて、実は日常生活でほとんどないじゃないですか、ましてや子供時代なら なおさら。
だから、ずっと左右を適当に生きてきました。
必要な時はいつも『お茶碗とお箸』のポーズをして確認していました。
一番の難関は友達数人と、チャリで遊びに行く時。ハンドルを持っていますから『お茶碗とお箸』のポーズが取れず、先頭を走るヤツから「こっちこっち右!右!」と道案内されても、間違えて左側に曲がってしまう間違いを何度もやりました。「何で右って言ってるのに左に回るんだよ!」とか言われても「ごめん、良く聞こえなくてさー」とか誤魔化しながら生きてきたのです。
ところが、車の免許を取るに当たって、さすがに教官から「そこを右ね」と言われて左に曲がるわけにはいきませんから、人生で初めて右左にちゃんと取り組みました。
結果『ミギヒダリ』だけでなく、なんと『ウセツサセツ』まで、短期間で一気にマスターしました。
一番、大きかったのは、友達に相談した ところ、ソイツとはいつも2人で野球ゲームをやっていたのですが「ライトが右、レフトが左だろ」と言われて、雷に打たれたように天啓を受けた思いがしました。
な、なるほど!( ; ゚Д゚)
おかげで 22歳にして、ようやく『お茶碗とお箸のポーズ』から卒業しました。しかし、運転中のワタシの視界には、いつも、キャッチャー目線でホームベースから見た、架空のスタジアムが広がっているのは言うまでもありません(笑)
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2022-01-10 16:32